あかすりサロンって、今ではあまり見かけませんね。
ひところブームとなったあかすりの功績は、垢(あか)というものに対する人々の拒絶反応を薄らげたことではないでしょうか。
自分の体から垢が出るなんて、非常にイメージ悪いものです。毎日きれいに洗ってるのに、そんなもの出るわけないでしょ・・・とか声を荒らげたくなっちゃったり。
そりゃもう、清潔志向一筋の現代ニッポン。『オモライくん』みたいに粘土遊びができるほど大量の垢が出るひとなんていませんよね。
今や垢というものは汚れではなく、不要になった皮膚の表皮細胞がほとんどです。
これが出ないとなると、新陳代謝が正常に行われていないわけで、きれいな肌を保つにはかえって問題なのです。どんなに上品で清潔な人でも垢は出ます。
といったことをあかすりブームは教えてくれたのでした。
しかし過ぎたるは及ばざるが如し。
垢がたくさん出ると気持ちいいとばかりに垢の量を競った結果、まだはがれるべきでない正常皮膚組織まで無理やりこすり落としたり、ダミーの垢をこっそり混ぜたりするサロンまで現れたとか聞きます。
偏らない食事、適度な運動、ソフトなボディ洗い・・・規則正しい健康的な生活を送っていれば、垢はひとりでにはがれ落ち、いつもぴかぴかのお肌を保てるのです。が、そんな理想論をぶったって致し方ありませんね。
それに年齢を重ねるとどうしても新陳代謝が鈍ってくるから、若いころのように28日サイクルで細胞が生まれ変わるというわけにもいかないものです。
だから月に2、3度は自分で垢を落としてすっきりしましょ。
あかをするためのタオルなどが市販されているようですが、わざわざ買わなくとも、手近な布でも代用できるでしょう。きめの細かい布が向いていそうですが、下手するとヒリヒリします。
結局自分の指とてのひらが一番刺激が少ないと思います。
ゆっくり浴槽につかって皮膚をふやかしたほうが垢も落ちそうですが、別にシャワーだけでもかまいません。普段よりもやさしく丁寧に洗えばじゅうぶんです。
よくすすいだあと、水気を切った指先で足首まわりを軽くこすると、ポロポロと白いかすみたいなものがはがれてきます。私の体では足首や足の甲が一番垢が出やすいところなのです。
足先から太ももにかけて足の内側はけっこうよく出ます。おなかや胸はほとんど出ません。腕の内側はちょっぴり。顔も多いほうかな。特にほっぺや口の周囲。
もし足首で何も取れなかったら、まだ準備が整っていないのだから、あきらめて翌週まで待ちます。無理にはがすのは禁物ですぞ。
確かにたくさん取れるのは快感です。最後に強めのシャワーで洗い流すと、お肌はつるつる。
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