ぶよぶよと締まりなく太っていることを水太りといいます。見るからに聞くからに不健康な印象です。
といっても水太りの人は、体に水がたまっているわけではなくて、やっぱり脂肪が詰まってるはずです。身体(細胞)内の部分的な水分の異常増加は『浮腫(ふしゅ・むくみ)』であって、肥満とは別です。
太った人の中には「私は水を飲んでも太るたちで・・・」と、水分の摂取を控える人がいます。水太り気味の柔らかい肥満体だと、どうしても気になるんでしょうね。
しかし水を飲んで太るなんて不可能です。
そんな経済的体質の人がいたら、北に拉致されて食糧難解決の切り札とばかりに解剖されるかもしれません。いや、かの国が人民のためになる研究をするはずないな。
ダイエットのために減食や発汗や運動をしている人が水分を制限すると非常に危険です。血液がドロドロになるから。
力石徹はそれで命を落としたのである。
昔のスポーツ界には非科学的な精神論が蔓延していたようで、年配の人は運動部にいたころ、炎天下で水一滴も飲まされずうさぎ跳びをさせられた経験がありますでしょ。
芸能界にもいました。痩せるために水を飲みたいのを我慢してサウナに入り、脳梗塞を起こした人が。
水はノーカロリーだからいくら飲んでも太りません。このごろは水でもデトックスができるとかで、1日2リットルの水を飲もうという説もあります。
が、飲み過ぎはやはり体に悪いのです。冷たい水をがぶ飲みするとおなかを壊す人もいます。ほどほどの量を少しずつ飲みましょう。
私は1日1.5リットルを目安にしていますが、冬場はなかなか飲みたくないですねえ。
なお、1.5リットルというのは水で飲む分であって、ほかにお茶やコーヒーを1リットルくらい飲んでいます。カフェインはなるべく控えたほうが良いのですが、甘い清涼飲料水よりはましです。
水の代わりにお茶やコーヒーなどのカフェイン飲料を摂り過ぎると、利尿作用で水分やミネラルのバランスが崩れたり、眠れなくなる弊害があります。
またスポーツ飲料は大量に汗をかいたときなどに限定し、普段は控えたほうがよろしいです。甘みや塩分がありますから。
リバウンドを繰り返すと、締まりなく太ってしまうおそれがあります。
過激なダイエットで痩せると筋肉が減り、リバウンドで太るときは脂肪のみが増えるのです。そういう太り方は体重のわりにサイズが大きく、つまり比重が軽くなります。こうなるといくら食べる量を減らしても痩せにくく、たとえ体重が減ってもぶよぶよは解消しません。
水太りの人はさしあたって食事で痩せようと考えず、体質改善を図りましょう。それには適正な水分摂取をしながら適正な運動を継続するのが一番です。
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むくみは体質的なものかもしれませんが、ときには病気が隠れていることもあるそうですから、ご用心なさってください。
私自身はむくみで悩んだことがなく、効果的な方法をお伝えできず申し訳ありません。
ハイヒールをやめて健康サンダルにしたら多少はよろしいかと思いますが、職場の性格上ちょっとまずいでしょうねえ。