1キロやせるには30時間ウォーキングしなければならないというデータは、『エクササイズダイエット』という本で見ました(純脂肪1キログラムは9000キロカロリーだけど、体脂肪にはほかの成分も混ざっているので約7000kcalという解説)。同書の別ページには『80キロカロリーを消費するには30分のウォーキングが必要』とあって、算数的に頭が混乱してしまうのですが、いずれにしろ並大抵でない努力と忍耐が求められるってことです。
が、ウォーキングを真面目に続ければちゃんと体脂肪が落ち、筋力もついて代謝がアップし、太りにくい体質になれるのはほんとうです。私なんかそこまで到達できずに放棄した口です。
現実にウォーキングでやせた人はたくさんいて、30時間もやらなかったけど3キロ減ったなんて話はざらです。
生身の人間の体は数字で一律に制御できるものではありません。
短期間でやせた人の中には、ウォーキングが効いてきた実感が呼び水となり、無意識に食事をセーブした例も含まれましょう。信じて行えば鬼神もこれを避く(?)。
まあとにかくやせることだけを目的に多少歩いてもたいした成果は得られません。やらないよりもましといった程度。
ウォーキングの効用は別のところにあります。
頭を活性化させることです。
知識人は散歩を好むものです。締め切りが迫っても筆がはかどらない小説家は、部屋の中を熊よろしく歩き回ります。
歩いていると画期的なアイディアが浮かんだり、懸案事項の解決策を思いついたりします。
私自身ブログやホームページのネタは歩きながら考えることが多いし、ときには生き方に影響を与えるようなひらめきを経験したことも(現状から推察すると、ろくなひらめきではなかったと言われそうですね)。
人間は常に何かを考えています。
私は座って縫い物をしている間もあれこれ考え事をします。でも全般に後ろ向きなんですよね。あの生意気な投稿はハラ立つなあ、削除しようか、やりこめようか、なんと返事しようか・・・と断片的な英単語が飛び交って堂々巡りするうちに、うっかり指に針を刺したり。
散歩のときみたいに建設的で役に立つ着想にはなかなか恵まれません。
手先を使うのは高度な作業で脳の大部分が消費されるから有意義な考え事にはエネルギー不足なのだ、その点歩行なら頭が空いているので思考に向ける余裕がある・・・そう推理したこともありますが、違うようです。
足は第二の心臓といわれます。リズミカルに歩けば全身の血液循環がスムーズになります。血の巡りが良くなると頭の働きも活発になるのです。
もちろん移りゆく景色や自然の風物など、視覚的聴覚的な刺激もプラスになるでしょう。
なーんだ。痩せることとは無関係なの?
バカにしちゃいけません。
ダイエットは頭脳でやるものです。
何度もダイエットを試みて、お金を使い時間を費やし体を痛め、あらゆる方法で努力したけど結局リバウンドした人々は、正しい知識を得ていなかったのです。それはおツムの働きが少々鈍っていたせいかもしれません。
しばしウォーキングに没頭して頭脳を活性化すれば、必ずダイエット成功への道が開けます。
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