2007年04月13日

低カロリー食で若さを保つ?

不老長寿・・・いつまでも若々しく健康で長生きすることは、人類の果てしない望みです。
老化はどこまで防げるのでしょう。

昨日『現代の不老学』(日経ムック・2000年発行)という本を読みました。中身は主にアメリカあたりのサイエンス記事の翻訳です。
医学や科学の急激な進歩をおもんみると、今はもっとすごい研究がなされているのではと思いますが、案外足踏み状態かもしれません。世界一長寿の人は頻繁に入れ替わっていて、人間が120年以上生存することは事実上不可能といわれます。

本の中で目を引いたのは、『カロリー制限で老化防止』というテーマです。
カロリーを抑えた食事で育てると、寿命が格段に延びるだけでなく体や脳の機能も若々しく保てることが、動物実験では数十年前から実証されているのです。

人間でも同様の結果が得られるかは不明だとか。結果が出るまで相当な年月を要するし、大勢のデータが必要です。
慢性的なカロリー不足状態にいやおうなしに置かれた人々がひしめく国は存在します。彼らの平均寿命が短いのは、劣悪な社会状況や文化のせいかもしれません。

自ら実験中のアメリカ人男性の写真が載っていまして、身長185センチで体重54キロ、51歳(当時)。
スティーヴン・キングの『痩せゆく男』を連想しちゃう。
見た限りでは、実験は失敗だと断定したくなる容貌です。がりがりに痩せ、年齢よりは老けてるし、本人も1年中寒くて困っていると話しています。太った人は寒さに弱いと述べましたが、ここまで痩せると寒さが骨身にしみるでしょうね。

カロリー制限で長生きする理由は、代謝が低下して活性酸素ができにくくなるからだという仮説が有力だと紹介されています。活性酸素は老化の最大の要因なのです。

代謝を活発にして体脂肪を消費しようというのが一般的痩身法ですが、「老化」という観点から論ずると、細胞を酷使することになってよろしくないんですねえ。

とはいえ、そうまでして長生きしたいと願う人はまれでしょう。おいしいものをあきらめなければならないんだから。

老い先が見えてくると、わらにもすがりたいのが人間です。ただし年を取ってカロリー制限を始めても、さしたる効果はないんだとか。
若いうちから継続的に・・・死ぬまで低カロリーを貫く必要があるのなら、生活のクォリティという点から首を傾げたくはなりますね。
投稿 ルノ at 22:49 | コメント(0) | TB(0) | アンチエイジング
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