2008年03月19日

読んだだけでやせる本

毒入りギョーザ事件はうやむやのうちに沈静化してしまいましたね。
事件の真相がどうであれ、我々日本人は海外に食糧を依存しなければ生きてゆけないのです。その厳然たる事実を改善しようと努めなかった政府や企業や国民の責任は甚大です。

私個人は食品の原産国にはあまり関心がありません。
どの国の食物であれ、その国の人も食べているわけでしょう。同じ人間なんだから、そうそうビビることないんじゃない。

自分の味覚を磨き、普段から健康管理に気をつけて免疫力を高めていれば、多少の怪しげな物質が口に入っても、五感が危険を察知し排除するはずです。
猫は毒殺できないとか聞きますが、これは毒物をいち早く吐いてしまう体質によるらしいのです。

ルネサンス時代、ボルジア家の人々は毒に負けない体になるために毎日少量の砒素を摂っていたという話も・・・。

日本では潔癖志向が高まっていますが、あまりに衛生的な生活をしていると耐性が衰えて、少しの毒素にもダメージを受けるという弊害もあります。毒もときとしては薬となるんですよ。

うだうだゴタクを並べてんと、読んだらやせる本とやらを紹介しろ。

あ、ダイエット本ではありませんことよ。

中国の危ない食品』(周勍/草思社)・・・いやはや、恐ろしい本です。感受性の強い人なら、食べ物が喉を通らなくなって、きっとやせますよ。
「毒は薬」だなんて放言、もう撤回します。

世で中国食品が話題になっている最中に読むのは気恥ずかしいようなタイトルですが、中国の人がこんな本を書くなんて、ちょっとびっくりしたので借りてみました。著されたのは2006年ころのようです。
4000年の食文化を誇ってきたグルメ大国・中国における食の現状をレポートした衝撃の内容。
農薬や化学物質・ホルモン剤にまみれた農場、牧場、漁場、不潔極まりない生産現場など、身の毛のよだつ内容。段ボール肉饅はやらせじゃなかったのか。

これを去年読んでいたら「対岸の火事やんか」程度の感想で済んだかもしれませんが、今となれば、なるほどあの事件は起きるべくして起きたのだ、すでに予告されていたことだったと納得します。

そんなの中国国内の出来事だからピンと来ないよ。なるべく国産を買って、どうしても無理ならほかの国の食品を食べていれば大丈夫。
そう思いますか?

ではこちら。『汚染される身体』(山本弘人/PHP研究所/2004年)・・・食品添加物・環境ホルモン・食物アレルギーなど日常的に我々を蝕み、ときには死をもたらす脅威について警鐘を鳴らした本です。

今回の餃子事件などを経ても、日本は残留農薬や添加物に厳しい国だという印象を捨てていない人は多いようです。
ところがどっこい、日本は汚染超大国なのです。
この本によれば、我が国で認可されている食品添加物は数百品目。イギリスでは21品目。正式な比較方法ではないにしても、欧米諸国に比べて格段に多いのだとか。

清潔で衛生的な先進国家だよーって顔していながら、森永ヒ素ミルクやカネミ油症など悲惨な食品公害を繰り返してきたのが、我が国の真の姿です。中国をバカにする資格など全然ないね。

昨今多発している食品偽装問題。これも私たちが食品に無知無関心であったことにつけこまれたのです。安ければいい、時間が節約できればいい、一見新鮮なほうがいいなど、食に対する姿勢があまりに安易すぎ、選択眼を養わなかったので、あっけなくだまされるのです。

今からでもできる対策。それは食べ物を真剣に選ぶことです。
良質の食品を吟味して食べるなら、自然と量は減ります。食費を野放図に増やすわけにはいかないのですから。
それもいいことですよ。小食でメタボ解消、アンチエイジングにも貢献しますし。
投稿 ルノ at 23:12 | コメント(0) | TB(0) | 危ない食物
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