2007年01月18日

老いは気から

去年だったか、新聞の読者欄に40代半ばの女性からの投書が掲載されていました。40過ぎて産んだ子どもの服を買いにいくと、決まって「お孫さんですか」と問いかけられる、傷つくからやめてほしい、と。

非礼を承知で言わせてもらえば、投書の主はよっぽど老けて見える容貌なのでしょう。
少子化の影響をもろ受けているのがベビー・幼児服店です。ぶしつけな応対で客の機嫌を損ねたらたちまち他店に奪われます。問答無用のおばあちゃんぽい雰囲気だからこそ、親愛をこめて「お孫さんですか」と尋ねるのに違いありません。

だいたいね、新聞相手に愚痴を書くという行為からして、暗くて後ろ向きで「ババむさい」。
その屈辱をバネに「ようし、若返ってやるぞぉ」と意欲を燃やすことは思いつかなかったの?

私も時々ベビー用品や幼児服を買いに行きますが、対象児との関係に言及されたことはありません。おそらくは年齢不詳・性別不明の怪しげな風体が気軽な質問を阻んでいるのです(自慢になるか)。

老けて見える容貌は顔立ちに限りません。
人の年齢を判断する大きな要素は服装です。くすんだ色、地味なデザイン、冒険心に欠ける着こなし・・・加えて猫背だったりすれば、顔がどうであれ年寄りに見られてしまうでしょう。化粧やヘアスタイルもしかり。白髪が目立つなら黄色や茶色に染めよう(紫やワインはダメよ)。

くだんのお母さんも体力の衰えや育児疲れで気が滅入り、いつしかババさんルックしか似合わないようなやつれ顔になったのでは? 気分が老いると外見にも表れるものです。精神が肉体に与える効果を侮らぬように。
この際だからピンクハウスなど着てお下げを2本ぶらぶらさせれば、孫のいる年には絶対に見えませんって。そこまでいかなくとも、若々しい装いをすることで心も若返り、背筋も伸び、表情にも張りとつやが出てきます。
若さは着から、ですよ。
投稿 ルノ at 20:23 | コメント(3) | TB(0) | アンチエイジング
2007年01月20日

菜食主義はヤバい?

レオナルド・ダ・ヴィンチレオナルド・ダ・ヴィンチといえば、あのデッサンが思い浮かびますよね。
禿頭(とくとう)にサンタ髭をたくわえた80歳くらいのおじいさん。表情は一見柔和だけど、よく見ると眼光鋭く、苦悩を秘めているような・・・。自画像とされていますが、異論もあるそうです。

おいおい、80歳とはなんだ。レオナルドはそんなに長生きしなかったぞ(1452〜1519)。

だから私もあれが自画像でないという意見にちょっぴり賛成です。
レオナルドは若いころ際立った美少年だったとか。おまけにナルシシストで、モナリザのモデルは自分自身だという噂さえあるほど。そんな人が爺さん爺さんした自画像など残したがるだろうか。

いずれにせよ、晩年のレオナルドが非常に老けて見えたという事実は各種文献からも窺えます。
彼は完璧な菜食主義者でした。
動物性蛋白質や脂肪は若々しさを保つ作用があります。その不足が老化を促進したのかもしれません。ヨーロッパ人は日本人に比べて腸が短い肉食タイプらしいから、菜食は不向きなのでしょうね。

小柄で童顔の持ち主が多い日本人は年齢よりも若く見えると評判ですが、栄養状態が悪く寿命の短かった昔は、相応に老い込んでしなびていたようです。
明治以降肉を食べるようになって体位がぐんと向上しました。徐々に容貌も洋風化して小顔脚長になりつつあります。
適度の肉食は美容に貢献するのです。

ただし動物性食品の過剰摂取は欧米人以上に体の負担となり、心臓病や糖尿病を招きます。物事には「ほどほど」と「バランス」が大切ですよ。理想は穀類:野菜:魚:肉=3:6:2:1くらい?

人生の方針として菜食主義を貫きたい人は、緑黄色野菜の比率を上げ、大豆やナッツ類で蛋白質や脂肪を補うよう心がけましょう。
投稿 ルノ at 21:32 | コメント(0) | TB(0) | アンチエイジング
2007年04月06日

煎り豆で若々しく

老化防止の食品といえば、大豆を始めとした豆類が挙げられますね。
とりわけ中高年の女性は積極的に大豆を食べるべきです。大豆に含まれるイソフラボンが女性ホルモンに似た働きをするといわれています。

でも豆類って料理が面倒ですよね。前夜から水に浸してコトコトと何時間も煮続けなければならないし・・・。
むろん枝豆やさやえんどう、豆の芽物などの野菜類もいちおう豆ですし、豆腐や納豆でもじゅうぶん効果があります。

豆の価値を最大限引き出すなら、やはり丸ごと食べるのが一番です。豆腐では繊維分が抜かれてしまってるし、納豆は納豆としての効果がありますが、匂いは好き好きだし、柔らかすぎます。

そもそも乾物の豆は柔らかく煮なければ食べられないと思い込んでいませんか。
煮豆というと、黒豆、五目豆、おたふく豆など、甘く柔らかいものが思い浮かびます。いくら豆が体に良くても、たっぷりの砂糖と煮込めば糖分の摂り過ぎで太ってしまうし、栄養分が壊れる懸念もあるし、光熱費が余分にかかって地球にも悪影響。

一番のおすすめは煎り豆です。
黒豆ご飯でも紹介しましたが、煎っただけの豆は香ばしくて歯ごたえがあっておいしいものです。
節分の豆がそうですね。えっ、掃いて捨てるから味は知らない? バチ当たりもの。

調味料を加えないから塩分や糖分の弊害もなし。おかずにはなりませんが、おやつに最適です。ある程度日もちがするのもありがたい。

それだけではありません。固いこと自体が重要なのです。
現代人はあまりに柔らかいものばかりを食べつけるようになってしまいました。

固いものをよく噛んで食べることは老化防止につながると聞いたことがあるでしょう?
顎や歯を動かすことが脳への血流を増加させ、活動を促進するのです。柔らかくて噛まずに呑み込めるものばかり食べていると、顎が弱くなるだけでなく、物忘れや判断力低下を招くのです。

以前、唾液腺ホルモンの若返り効果が喧伝されたことがありました。これには懐疑的な意見もあるようですが、少なくともよく噛むことが体にいいことは確実です。

おかきもビーフジャーキーもアーモンドも固いんですけど、アンチエイジングの観点から総合的に選べば、大豆が一番効果的と思われるのです。
投稿 ルノ at 23:00 | コメント(0) | TB(0) | アンチエイジング
2007年04月13日

低カロリー食で若さを保つ?

不老長寿・・・いつまでも若々しく健康で長生きすることは、人類の果てしない望みです。
老化はどこまで防げるのでしょう。

昨日『現代の不老学』(日経ムック・2000年発行)という本を読みました。中身は主にアメリカあたりのサイエンス記事の翻訳です。
医学や科学の急激な進歩をおもんみると、今はもっとすごい研究がなされているのではと思いますが、案外足踏み状態かもしれません。世界一長寿の人は頻繁に入れ替わっていて、人間が120年以上生存することは事実上不可能といわれます。

本の中で目を引いたのは、『カロリー制限で老化防止』というテーマです。
カロリーを抑えた食事で育てると、寿命が格段に延びるだけでなく体や脳の機能も若々しく保てることが、動物実験では数十年前から実証されているのです。

人間でも同様の結果が得られるかは不明だとか。結果が出るまで相当な年月を要するし、大勢のデータが必要です。
慢性的なカロリー不足状態にいやおうなしに置かれた人々がひしめく国は存在します。彼らの平均寿命が短いのは、劣悪な社会状況や文化のせいかもしれません。

自ら実験中のアメリカ人男性の写真が載っていまして、身長185センチで体重54キロ、51歳(当時)。
スティーヴン・キングの『痩せゆく男』を連想しちゃう。
見た限りでは、実験は失敗だと断定したくなる容貌です。がりがりに痩せ、年齢よりは老けてるし、本人も1年中寒くて困っていると話しています。太った人は寒さに弱いと述べましたが、ここまで痩せると寒さが骨身にしみるでしょうね。

カロリー制限で長生きする理由は、代謝が低下して活性酸素ができにくくなるからだという仮説が有力だと紹介されています。活性酸素は老化の最大の要因なのです。

代謝を活発にして体脂肪を消費しようというのが一般的痩身法ですが、「老化」という観点から論ずると、細胞を酷使することになってよろしくないんですねえ。

とはいえ、そうまでして長生きしたいと願う人はまれでしょう。おいしいものをあきらめなければならないんだから。

老い先が見えてくると、わらにもすがりたいのが人間です。ただし年を取ってカロリー制限を始めても、さしたる効果はないんだとか。
若いうちから継続的に・・・死ぬまで低カロリーを貫く必要があるのなら、生活のクォリティという点から首を傾げたくはなりますね。
投稿 ルノ at 22:49 | コメント(0) | TB(0) | アンチエイジング
2007年04月27日

サケは百薬の長

酒、ではありませんぞ。
お魚の鮭です。お弁当のおかずの塩ジャケ、おつまみにスモークサーモン、冬は石狩鍋・・・日本人に愛されてきた魚ですね。

その名もズバリ、『サケを食べれば若返る―知らなかったサケ・アスタキサンチンの驚くべき効能』(鈴木平光/たちばな出版/2002年)という本を見つけました。

お魚が健康にいいことはずいぶん喧伝されています。
とりわけ青魚であるイワシやサバは、血液サラサラのもとEPAやDHAを多量に含んでいます。

むろんサケもEPAとDHAの宝庫です。
サケにはそのほかにアスタキサンチンという非常に良い成分が豊富なのだとか。
アスタキサンチンはサケの赤い身のもとである色素です。

近年、食物に含まれるさまざまな色素が脚光を浴びています。
ブルーベリーやナスの青紫はアントシアニン、トマトの赤はリコピン、ニンジンはベータカロテン、等々。
それらに共通する効用は強力な抗酸化作用です。

老化の原因が活性酸素つまり代謝の過程で生じる過度に酸化された酸素ということがわかってきています。酸化を防ぐことが老化防止につながるのです。
アスタキサンチンは特に抗酸化作用が強いそうです。

そういえば、昔話題になった『老化は食べ物が原因だった』(ベンジャミン・フランク)という本でも、若返りのために毎週サケを食べようと呼びかけていました。

でもさー、サケの本場ノルウェーの人々は若々しくて長生きなのかしら? 北海道よりもブタ好きな沖縄のほうが長寿者多いでしょ。
ま、あまり考えないことにしましょう。

日本人の食生活は欧風化し、高脂肪高蛋白になり、メタボリック症候群が現実の脅威となって迫っています。
サケやイワシなどお魚を取り入れた和食を見直すのもいいことです。ただし、昔風な塩辛い干物は好ましくありません。

私はあまりサケを食べませんが、安ければ今夜のおかずにと思ってスーパーに行きましたら、アトランティック・サーモンのアラが198円だったので、つい買ってしまいました。アラだって? うー、目玉つきだよー。

DHAやEPAは焼いたり揚げたりすると流れ出てしまうそうなので、刺身、ホイル焼き、シチューなどがおすすめ料理法です。
今回はニンジン、タマネギ、ジャガイモ、キャベツなどといっしょに煮込んでスープにしました。味付けは市販のコンソメです。食物繊維も摂れて一石二鳥ですよ。

鮭と野菜のスープ
やや食べにくいけど、骨からもだしが出てお味はグー。
投稿 ルノ at 23:03 | コメント(0) | TB(0) | アンチエイジング
2008年04月19日

老人を笑え

加齢臭対策グッズが花盛りです。
化粧品、コロン、石けん、衣類にシーツ、洗剤や柔軟仕上げ剤、サプリメント、エステに岩盤浴、エトセトラ。

日本人は体臭を気にしすぎる傾向があります。もともと体臭が薄いせいでしょう。
年齢が進んで酸化物質がたまってくると、どうしても「におい」となって漂ってくるようですね。「色」でなくて助かった〜とは思いません?
ま、色や形においても、シミ・しわ・たるみなどで発現するんですけどね。
老化を人生の敵と捉える人々にとって、それらの兆候は是が非でも戦わねばならぬ相手です。

しかし、なんたらクリームやかんたらスプレーでその場をしのいでも、根本的な解決にはなりません。
老化はある程度生きていれば、誰にでも訪れます。嫌だったら若死にするしかないのです。夭逝とはなんてロマンティックな言葉でしょう。と、夭逝不可能な年齢になって思うのです。

今どきの若者は、何かと年寄りをバカにします、きたないだのくさいだのとろいだのもうろくだのと。
そして、自分自身は絶対にああはならないつもりでいます。

はたして思惑通りにいくでしょうか。

医学や科学の発展にはめざましいものがあります。遺伝子研究とともに、老化や加齢のメカニズムも解明が進みつつあります。
にもかかわらず、人類が老化を克服できるという楽観論は出てこないようです。
そもそも長生きすることが楽しく素晴らしいことか、長寿者を見ればなんとなく判断がつきませんか?

さて、私が笑おうとしているのは、現老人たちではありません。老人を笑っている若者、つまり近未来の老人たちです。

かつて『41歳寿命説』というものを唱えた人がいました。
ぱらっと読んだ記憶があります。日本人の平均寿命が伸びているのは、今のお年寄りたちが健康な生活をしていた結果であって、今の不健全な若者たちの長生きを保証するものではない。といった趣旨だったと思います。

それから十数年? おそらく事態はさらに悪化したといえましょう。

コンビニ弁当、カップ麺、ハンバーガーにファミレス定食、デパ地下やスーパーのお惣菜、ポテトチップスやスナック菓子、甘味料や香料を溶かした清涼飲料水や缶コーヒー・・・こんなものばかり食して育った世代が老年に突入する。これは人類初の体験なのです。
それだけではありません。農薬まみれの輸入食品、数知れぬ食品添加物、環境ホルモンや化学物質に汚染された食品、浄水器を通さなければ飲めない水道水・・・私たちのまわりには危ない食べ物がいっぱいあります。

食生活は最大の危険因子ですが、若者を蝕む魔の手は生活全般にわたっています。
破壊されたオゾン層からふりそそぐ紫外線、建物からはアレルギー物質、インターネットや深夜アニメで夜更かししてホルモンを乱し、ケータイやパソコンその他電子機器の電磁波を四六時中浴び、ぎすぎすした人間関係がストレスに追い討ちをかけ・・・まあとにかく、昔に比べて老化が進む環境にあるのは事実です。

各種加齢防止グッズや整形により見た目はごまかせても、細胞の1個1個が傷つき、酸化し、もうすでに体内では腐臭を放ち始めているかもしれません。笑い事ではありませんよ。

参考文献:
『最新 危ないコンビニ食』山田博士(2004年/現代書館)
『毒消し料理術』大森隆史・花田美奈子(2005年/グラフ社)
『汚染される身体』山本弘人
投稿 ルノ at 23:00 | コメント(0) | TB(0) | アンチエイジング
2009年11月29日

ほうれい線にさようなら

ある程度年が行くと、シミしわよりもたるみが悩みの種となってくる場合があります。

ほうれい線は小鼻の横から唇の端にかけての溝(!)で、若い人でも笑えばくっきり出て、それはそれでチャーミングなものです。
これがまじめな顔のときにも残っていたら、老化も進行しつつあると思われます。
子どもにお年寄りの絵を描かせると、目鼻の幼い顔にほうれい線を描き加えるだけで特徴を出したりするでしょ。

若く見せるために、ほうれい線は大敵。
即効で消すのは無理としても、薄くする方法があるのでしょうか。

リンパマッサージや手アイロンの話を聞きますが、外から引っぱったり伸ばしたりしてほんとうに効果があるかどうか疑問です。
素人が下手にマッサージすると逆効果だとも言われるし、顔の皮膚への刺激を避けたい人も多いことでしょう。

原因はホッペの皮がたるんできたことです。皮のたるみは、その下にある筋肉のたるみ。
回り道でもホッペの筋肉を鍛えれば、多少は持ち上がりそうな気がしませんか?
鍛えるって、どうやって?

つまるところ、頬を緊張させて自力で上へ上へと引き上げるようにしていれば、そのうち筋力がついてくるはずです。
鏡を見ながら、口をやや丸く開き、目を細くすると、下まぶたが上がります。そのとき、頬の上半分の筋肉に力を入れるようにするのです。下半分と違って、普段動かさない部位なので、ちょっと難しいかもしれませんが、やってみるとほうれい線がいくぶん伸びるでしょ。その感覚を忘れずに。

ただし、このやり方は、おでこ(額)に猿じわがよるおそれがあります。下まぶたを上げようとすれば、上まぶたも上がり、眉もつられて上に行くからです。なるべく額に力がかからないように練習しましょう。

額を吊っているのは頭皮です。いや、頭皮は顔全体を支えているのですよ。

ということは、頭皮を鍛えれば、顔のたるみもほうれい線も軽減する可能性があります。

昔に比べると、現代人の頭皮は弱っています。紫外線は強くなり、ほとんどの人がヘアカラーを利用し、シャンプー回数は増え、インスタント食品の普及で栄養が偏っています。
今こそ頭皮マッサージを励行すべきなのです。

頭皮は顔ほどデリケートではなく、素人がやっても傷つくおそれは少ないでしょう。
むろん乱暴にガシガシこすれば、髪の根元に摩擦を与え、切れ毛、抜け毛の原因となります。

両手の指先(の腹)を頭に当て、こすらずに揉むような感じでやさしくマッサージしましょう。位置を変えるときは、一旦指を頭から離します。
マッサージの際、指先にごま油をちょっぴりつけると摩擦も減ります。ごま油には抗酸化作用もあるし。
アーユルヴェーダでは温めたごま油が重用されると聞いたことがあります。小さな皿にごま油を少し入れ、電子レンジにかけて体温よりも高めにするとよいでしょう。

そんなふうに頬の筋トレと頭皮マッサージを続ければ、何もしないでいるよりも必ず効果があります。さあ、スタート。
投稿 ルノ at 22:10 | コメント(0) | TB(0) | アンチエイジング
2009年12月26日

ボクちゃん気分

昨今は目を酷使することが多くて、若いうちから老眼になるケースが増えていると聞きました。

老眼は調節力の低下だから、酷使すると早まるというのも納得ではありますが、一方、目を酷使すると近視になるのが普通で、近視だと老眼になりにくいんじゃないでしょうか。いや、なりにくいわけではなく、なっても症状が現れるのが遅いだけとも言われます。

その真偽はおいといて、老眼というものは、老人っぽさが如実に現れるものです。
新聞を遠ざけて目を細めながら読んでいる人を見ると、実年齢にかかわらず、ああ、年寄り臭いなと感じてしまいます。
若々しく見せたい人には、老眼的しぐさはご法度ですよ。

私は長年近視を放置していまして、老眼はまだ感じません。
でも霰粒腫や飛蚊症+光視症にドライアイなど、目のトラブルは山と抱え込んでいて、ひところは目の健康に関する本を片っ端から読み漁ったものです。

その中で印象に残った1冊が『老眼をあきらめるな!』(坪田一男/2004年)です。

タイトルに「老眼」という言葉が使われておりますが、老眼に関する記述は少なく、全般的な眼の病気、いや、副題に『目からはじめる不老の医学』とあるように、むしろ一般的アンチエイジングの本なのです。
目の若さとその人の若さは連動しているのです。それは目だけでなく、体のどの部分をとっても同じだと思いますが。
老眼を防ぐためには、目をどうこうするよりも、体全体の若さを保つ努力をするのが早道。そのノウハウがこの本には書かれています。

でもって、私が着目したのはそのノウハウとかではないのです。
この本、著者はいいおっさんなのに、一人称が「僕」で書かれているのです。
執筆当時は40代だから、別におかしいというほどではないけど、ずいぶん軽い印象を与えるんですよね。
老作家などのエッセイで僕自称ってのはけっこう見ますが、一般向きとはいえいやしくも専門書(の端くれである医学書)でしょ、「僕」はないんじゃないの。

そこがポイントなんです。
著者はいつまでも若々しくかつ長生きをすることに執念を燃やしている人です。若輩者と思われるリスクは無視し、全身からみなぎる若さとパワーを「僕」という言葉に集結させたのではないかと。

かつて老いは気からで書きましたように、若さは精神力です。老成ぶってしまうと見た目だって老いるおそれがあります。
アンチエイジングの第一歩は、気持ちを若く持つことなのです。
投稿 ルノ at 23:40 | コメント(0) | TB(0) | アンチエイジング
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