2007年07月21日

ポテトチップス攻撃

食物を煮炊きするのは好みの問題と書いたことがありますが、現実にはそう割り切れるものではないようです。

ひところよく読んだ老化防止関連本にも「なるべく生に近い状態で食べる」という項目がありました。読んだ当時は気分に合わないと無視していたのですが、最近アクリルアミドという言葉を目にしたもので、いやおうなしに思い出したのです。

アクリルアミドとは、炭水化物を多く含む食品を高温で加熱調理したときに化学反応で合成される有毒物質です。発ガン作用を持つとか。
生の状態ではアクリルアミドはほとんど含まれず、煮たり茹でたりする料理法ではあまり発生しません。揚げたりオーブンで焼いたりグリルにするのが危ないようです。

焦げた肉や魚は危険だという考えはすでに広まっています。過剰加熱により蛋白質が変成して発癌物質に変わるのです。
その点炭水化物は加熱しても大丈夫、みたいに思われてきました。アクリルアミドの存在によりそれも危うくなったわけです。

アクリルアミド自体は以前から存在しました。加熱によって食品中に生成されると発表されたのは5年も前のこと。
健康情報には多少のアンテナをめぐらせているつもりの私がそれを知らなかったのはなぜ?
どうも世間で騒がれていないから、みたいです。アクリルアミドという単語を目にしたことはあったけど、なんとなく見過ごしていたのでしょう。
人々の関心も希薄です。ピーナッツやハムの発がん性がどうのこうのと言う人でも、「アクリルアミド? 何それ、網戸の材料?」くらいの反応でしょう。

普通に食事をしていたら、アクリルアミドの摂取は避けられないのも事実です。
完全に排除するには、なんでも生で食べるってことになり、食生活のクォリティがかなり落ちます。火の利用は人間のあかし。原始人だって煮炊きしてたじゃないか。

避けられないとはいえ、体に悪いものを積極的に摂るのは愚かなこと。
癌なんて他人事とのんびり構えてる若いあなた、軽んじると後悔しますぞ。癌を引き起こすような毒物が美容と健康全般によろしいはずがないでしょ。
そもそもアクリルアミドをたくさん摂取するような食生活は概して肥満や便秘、肌荒れを呼び起こすものです。

さて、国立医薬品食品衛生研究所の調査において、アクリルアミドの含有量がとりわけ高いと指摘されたのがポテトチップスです。

ポテトチップス有害説はかねてより幾たびも浮上してきました。
やれ塩分が多い、やれ脂肪の摂りすぎだ、はては依存性があるとまで。うーん、確かに食べだすとやめられない魔力のようなものが若者を惹きつけるらしい。幸いにして私自身は長年口にしたことがありません。

ポテトチップの塩分は思ったより低いのが事実です。100グラム中ナトリウムは400ミリグラム。せんべいやあられはもちろん、なんとウエハースやフランスパンよりも少ないのです。
とはいえナトリウムの希望的制限量は日に3900ミリグラムだから、控えるにこしたことはないでしょう。

ポテトチップスの大きな問題点は脂質です。全体の1/3を占めます。
あんな薄切りにしたポテトを油で揚げるのだから、細胞の隅々にまで油が浸透してしまうのは理の当然。ポテトチップスを食べることは、じゃがいもを食べるのではなく油を飲んでいるのと同じだ。とは大げさですか。

おまけにアクリルアミドつき。
しかし何度も叩かれながら、ポテトチップスははびこり続けます。味を変え、形を変え、ビタミンを添加し、相変わらずスナック界のドンとして君臨しています。この世から抹殺しようと叫ぶ人はいませんね。

アクリルアミドの危険性がちっとも話題にならず、真面目に取りざたす人が少ないのは、ひょっとしてポテトチップスメーカーが圧力をかけているせいではないかしら。とまでうたぐってしまいます。

フライドポテトも高アクリルアミドですが、ポテトチップスほどではありません。見かけも栄養分もじゃがいもらしさを残しているし、食品としてはずっとましです。ただし両者は代替可能とはいきませんね。
ギトギトの手触り、パリパリの歯応えがポテトチップの魅力だという人は多いでしょう。

どうしてもポテトチップスをやめられないかたは、せめて食べ方に工夫して量を減らす努力をしてみませんか。

上品でかわいいお皿を用意します。そこに数枚のポテトチップスをのせます。フォークで1枚ずつ食べます。食べ終えたらちょっと我慢して、物足りなければさらに何枚か追加します。
以上。

食べにくいけど手が汚れないから、携帯やリモコンやキーボードなどをベタベタにするおそれもなく、一石二鳥。ゆっくり食べることで満腹感も来て、多少は量を抑えることができるでしょう。
投稿 ルノ at 15:04 | コメント(4) | TB(0) | 危ない食物
2007年07月26日

いもがら中毒

道端の八百屋さんで、1束70円の芋殻(いもがら)を見つけ、初めて買ってみました。去年かもっと前のことです。

芋殻・・・里芋の茎、というか葉柄。夏ごろ出回ります。
「ずいき」は生、「いもがら」はゆでて乾燥させたものを指す場合が多い。赤いのは「あかがら」とも呼ばれます。
戦中戦後の飢餓時代を経験した人は、仇のように嫌っています。そんなん、若人我らには関係ないや。

事典には「塩水でゆでて皮をむく」と書いてありますが、すぐに柔らかくなるので、むく必要はないと思います。生は筋が気になるけど、食感にはあまり影響しません。

実際に食べたら、別においしくはないけれど、癖がなくあっさりして、気に入りました。
ベーコンと炒めたり、ゆでておひたしにしたり、みそ汁に入れたり、大活躍。

以来しょっちゅう買うようになりまして、まるで中毒(依存)のような熱中ぶり。
値段は安いし、繊維は豊富そうだし、赤い色合いからポリフェノール含有も期待したり・・・健康的で素晴らしい野菜じゃありませんか。
『五訂増補食品成分表』によると、カロリーは低いし、栄養価はほとんどありません。食事のかさ上げに貢献しそう。

ちょっと困るのは、長いってことです。どうかしたら1メートル以上のものもある。
折ったところから傷んでくるので、長いまま持ち帰ったほうがよろしいようです。

別の八百屋で、ちょっと小さい50円の束を見つけました。これは手頃と買い求め、さっそくゆでてゴマ和えに。

ひと口食べ、ふた口食べ、普通に噛んで、呑み込んで・・・。

そしたら、なんか変。
味は変わらないようだったけど、口の中がピリピリしてきて、「あれ?」と思ったら、舌が痺れてもつれてしまったのです。

あわわ、なにこれ!?

慌ててうがいをしたけど、痛みは取れず、舌は赤くなり、唇も腫れ上がったような感じ。
ひえー、どうしよう。そういえば数日前、毒きのこで夫婦死亡のニュースを見たっけ。吐いたほうがいいかしら。

ともあれそれは捨て、消炎作用がありそうな(?)ヨーグルトを、ひりひり傷む部分にのせながら呑み込んで、冷たいお茶を飲んで、夕食終わり。

数十分で刺激痛は引きました。おなかも無事。日ごろから腹痛とは無縁の鉄壁胃だもんね。

いったい、あれ、なんだったんだぁ?
数日後、思い立って検索してみました。すると・・・。

観葉植物の「クワズイモ」というものがあり、これが里芋にそっくりで、刺激性の毒を持っているという情報にぶち当たりました。中毒事故も何件か起きているそうですが、命にかかわるものではなさそう。

これだったか。
思えば里芋や山芋のヌルヌルで手が痒くなったりするから、イモ類って刺激が強いのでしょうか。

八百屋に苦情を言ったら、「そりゃあくが強かっただけでしょ。よっくゆでなきゃダメですよ」と、平然としてるの。気弱な私はそれで引き下がったけど、もう買うもんか。
50円の問題ではなく、せっかく見つけた魅力的な食材に不安と恐怖を覚えるようになったことは残念です。
投稿 ルノ at 13:43 | コメント(10) | TB(0) | 危ない食物
2008年02月29日

おいしいパンの落とし穴

女性にとって一番怖い癌が乳癌。
生活暦・嗜好・体型などを勘案すると、私も高リスクグループに属するらしいので、安閑と構えてはいられません。

先だって読んだ本が『乳がんから命を守る粗食法』(幕内秀夫/2004年/二見書房)

本書によれば、欧米では女性の8人にひとり、日本では30人にひとりが乳がんを発症するそうです。
昨年どこかで目にしたのは、すでに日本では23人にひとりが乳がんだそうな。これは大変なことですよね。

近年日本人に増加している乳癌と大腸癌の発生要因が欧米風な高脂質食であることは、いろんなところで耳にするから間違いないようです。

で、この本で繰り返し叫ばれるのが、パン食への警告なのでした。
パンを食べるとガンになるという意味ではなく、パンを中心とした食生活(パンを好む人が陥りやすい食事の傾向)が、がんの転移や再発を招くおそれがある、控えめに言っても健康増進には役立たないということ。

そんなにパンってヤバいんですかねえ。
私もパンは大好きです。とりわけあんぱん、菓子パンやデニッシュのたぐい。
普段は玄米食を実践しているから大量摂取の機会は少ないんだけど、ご飯のあとに菓子パンを食べるという最悪に近い事態はままあります。

その甘い菓子パンが特にいけないんだとか。

ふと手近にあった菓子パン(Y崎製・158円・推定熱量800kcal)の袋を仔細に見ると、原材料が・・・うわー。

「小麦粉」「ジャム」「糖類」「マーガリン」「ショートニング」「パン酵母」「脱脂粉乳」「卵」「食塩」
「発酵風味料」「植物油脂」「ソルビット」「乳化剤」「糊料(増粘多糖類)」「酸味料」「pH調整剤」「香料」「イーストフード」「V.C」「甘味料(ステビア)」「酸化防止剤(V.C)」「炭酸Ca」「乳酸Ca」「硫酸Ca」「リン酸Ca」

こんなに添加物が含まれるんですねえ。風味料って、なんだよ?

おまけに輸入小麦には農薬がたっぷりまぶされているらしいし、癌を恐れない人でも、パン食は危険がいっぱいなのです。
片や人間は丈夫にできているから、多少の薬物や毒物はかえって免疫力を高めると豪語する人だっているかな(私?)。

フランスパンや食パンのようにバターや砂糖を抑えたものなら、菓子パンや調理パンに比べるとまだましな気はします。
ただし、昨今はそういうベーシックなパンもリッチな甘さを押し出す傾向にあることは、私自身も感じています(参照:ホテル食パン)。

さらに、一見健康的な玄米パンやライ麦パンも、昔よりはずいぶんソフトで甘くなりました。
昨年秋、本物のライ麦パン(昔風なしっとりぽろぽろの黒パン)サンドイッチを作ろうと思い立って探し回ったけど、ついに見つけることができず。これはもうロシア料理店に行くしかないか(ちょと敷居が高い)。
今やパン業界は「総甘化」が進行中なのです。

たとえぺちゃでもちょぼでもたれでも、あってこそ魅力のバスト。
パンが好きで好きでたまらない人にはつらいかもしれませんが、パン食はせめて1日1度くらいにしましょう。
とりわけ結婚や出産に背を向けてバリバリ働くキャリアウーマンのかたは、要注意ですよ。
投稿 ルノ at 23:09 | コメント(0) | TB(0) | 危ない食物
2008年03月19日

読んだだけでやせる本

毒入りギョーザ事件はうやむやのうちに沈静化してしまいましたね。
事件の真相がどうであれ、我々日本人は海外に食糧を依存しなければ生きてゆけないのです。その厳然たる事実を改善しようと努めなかった政府や企業や国民の責任は甚大です。

私個人は食品の原産国にはあまり関心がありません。
どの国の食物であれ、その国の人も食べているわけでしょう。同じ人間なんだから、そうそうビビることないんじゃない。

自分の味覚を磨き、普段から健康管理に気をつけて免疫力を高めていれば、多少の怪しげな物質が口に入っても、五感が危険を察知し排除するはずです。
猫は毒殺できないとか聞きますが、これは毒物をいち早く吐いてしまう体質によるらしいのです。

ルネサンス時代、ボルジア家の人々は毒に負けない体になるために毎日少量の砒素を摂っていたという話も・・・。

日本では潔癖志向が高まっていますが、あまりに衛生的な生活をしていると耐性が衰えて、少しの毒素にもダメージを受けるという弊害もあります。毒もときとしては薬となるんですよ。

うだうだゴタクを並べてんと、読んだらやせる本とやらを紹介しろ。

あ、ダイエット本ではありませんことよ。

中国の危ない食品』(周勍/草思社)・・・いやはや、恐ろしい本です。感受性の強い人なら、食べ物が喉を通らなくなって、きっとやせますよ。
「毒は薬」だなんて放言、もう撤回します。

世で中国食品が話題になっている最中に読むのは気恥ずかしいようなタイトルですが、中国の人がこんな本を書くなんて、ちょっとびっくりしたので借りてみました。著されたのは2006年ころのようです。
4000年の食文化を誇ってきたグルメ大国・中国における食の現状をレポートした衝撃の内容。
農薬や化学物質・ホルモン剤にまみれた農場、牧場、漁場、不潔極まりない生産現場など、身の毛のよだつ内容。段ボール肉饅はやらせじゃなかったのか。

これを去年読んでいたら「対岸の火事やんか」程度の感想で済んだかもしれませんが、今となれば、なるほどあの事件は起きるべくして起きたのだ、すでに予告されていたことだったと納得します。

そんなの中国国内の出来事だからピンと来ないよ。なるべく国産を買って、どうしても無理ならほかの国の食品を食べていれば大丈夫。
そう思いますか?

ではこちら。『汚染される身体』(山本弘人/PHP研究所/2004年)・・・食品添加物・環境ホルモン・食物アレルギーなど日常的に我々を蝕み、ときには死をもたらす脅威について警鐘を鳴らした本です。

今回の餃子事件などを経ても、日本は残留農薬や添加物に厳しい国だという印象を捨てていない人は多いようです。
ところがどっこい、日本は汚染超大国なのです。
この本によれば、我が国で認可されている食品添加物は数百品目。イギリスでは21品目。正式な比較方法ではないにしても、欧米諸国に比べて格段に多いのだとか。

清潔で衛生的な先進国家だよーって顔していながら、森永ヒ素ミルクやカネミ油症など悲惨な食品公害を繰り返してきたのが、我が国の真の姿です。中国をバカにする資格など全然ないね。

昨今多発している食品偽装問題。これも私たちが食品に無知無関心であったことにつけこまれたのです。安ければいい、時間が節約できればいい、一見新鮮なほうがいいなど、食に対する姿勢があまりに安易すぎ、選択眼を養わなかったので、あっけなくだまされるのです。

今からでもできる対策。それは食べ物を真剣に選ぶことです。
良質の食品を吟味して食べるなら、自然と量は減ります。食費を野放図に増やすわけにはいかないのですから。
それもいいことですよ。小食でメタボ解消、アンチエイジングにも貢献しますし。
投稿 ルノ at 23:12 | コメント(0) | TB(0) | 危ない食物
2008年03月20日

菜食バンザイ

捕鯨に対する国際的な圧力は強まる一方です。

個人的な考えですが、日本は捕鯨からすっぱり手を引いたほうがよろしいですよ。
環境保護の問題ではなく、向こうは感情保護を振りかざしていますからね、食鯨と食人を同等に見なすのが『文明国』の思想なのです。
先日紹介した本には、中国人は台湾を食うとか書いてあったけど、いやさ、胎盤だー、ガイジンは誰も非難しませんね。自分の国の人の胎盤ならOKなんでしょうか。

ま、とにかく、捕鯨が止んで鯨が増えすぎても、困るのはオーストラリアとか南極でしょ。鯨に占領されそうだ、助けてくれーと泣きついてきたら、日本の出番です。自慢の科学技術を駆使した巨大コンドーさんを製作しておき、高く売りつけましょう。

相変わらずのわけのわからんことを。

今回主張したいのは、「肉食を控えよう」ということです。
鯨だけじゃない、牛もブタも人の健康に益するものではありません。鶏は哺乳類に比べるとましです。魚はかなり健康的だけど、汚染が心配。

・・・って、以前は菜食主義が老化を招くとか言ってなかった?

確かに完全な菜食はたんぱく質不足に陥りやすいのです。その点に留意すれば、いろんな面で肉食に勝ります。
そもそも「菜食主義」という言葉はあるのに、「肉食主義」は耳にしません。人間は野菜だけでも生きてゆけるけど、肉だけでは無理なのです。

人間も含めて動物は、植物やその他の動物を食べて育ちます。生育の過程で汚染物質を取り込んで蓄積するのも問題です。
牛やブタに穀物や野菜を食べさせ、手間ひまかけて太らせた上で人間がその肉を食べるなんて、なんというエネルギーの無駄。
彼らに与える餌を人間が直接食べれば少しで済むのです。肥育の場所も時間も節約できる。牛のゲップでオゾン層破壊が進む危機も回避され、温暖化防止にも貢献するではありませんか。
動物性物質は細菌やカビにも好まれるから、寄生虫や食中毒の危険も高いのです。

ところで、昔、娘に薀蓄をたれたことがあるんです。エスキモーは野菜なんか食べなくても健康なんだよって。
だもんで、「私が偏食なのはママのせいよ」といまだに文句言われます。
えーと、現在ではイヌイットと呼ばなきゃいけないんでしたっけ。なお、Eskimoには「生肉を食べる人」という意味があるそうです。

娘よ、彼らイヌイット族は生肉からビタミンを摂取するから、野菜がなくても平気なんだと、そのとき説明しただろうが。おまえは一度でも生の肉を食ったことがあるか。
都合の良いところばかり耳に入れて、結果が悪いとすぐに人のせいにするところなんざ、実に遺伝でありますなあ。
ついでに娘よ、ただでさえ野菜を摂らずにビタミンが足りないのに、タバコがビタミン破壊に追い討ちをかけるんだから、とっとと禁煙しなさい。

おっと、全然主張に沿っとらん。

脱線ついでに、アトキンスダイエットについて。
聞きかじりですが、糖質(炭水化物)を極端に減らす食事療法で、カロリーは無制限、脂っこいものも食べ放題でどんどん痩せる、糖尿病の患者さんにもおすすめだとか。

菜食とは無関係なのですが、肉好きで野菜嫌いの人には、なんとも魅力的なダイエットに見えますよね。
しかしその効果にはいぶかしいものを感じます。提唱者のアトキンス博士の人生も芳しくなかったようです。
イメージ的にも、油脂や動物性蛋白を摂り過ぎると人間そのものが脂っこくなりそう。

そうなんです。肉食は美的ではないのです。

体臭が強くなるのも弊害です。
草食動物ウサギの排泄物に比べると、肉食の猫はくさいですよね。
人間だって同じ。西洋人は日本人よりもアポクリン腺が発達していますが、きっと長い肉食の歴史がもたらしたのでしょう。

われわれ日本人が淡く上品な大和なでしこ体質を取り戻すには、もっと野菜の摂取量を増やすべきなのです。
投稿 ルノ at 23:55 | コメント(0) | TB(0) | 危ない食物
2009年05月05日

鶏肋の恐怖

参鶏湯(サンゲタン)というものをいただきました。
サンゲタンは鶏肉やもち米などをじっくり煮込んだ韓国料理で、「しょうが味のチキンシチュー」と説明されていますが、とろりとしてリゾットに近く、主食にもなります。しかも低カロリー。味付けは淡白です。

レトルトパウチ食品としてはけっこう本格的で凝ってます。高麗人参やなつめといった、普段めったに食す機会のない食材もちょびっと入っています。参鶏湯の「参」は人参の「参」なのかな。

サンゲタン

とろりとした感触は鶏のコラーゲンによるのでしょうか。この鶏がとても柔らかくて、骨まで食べられそうな印象。我が家でいくら煮てもこんなに柔らかくするのは無理です。

柔らかいとはいえ、鳥の骨って危険なんですよね。
ずっと前、猫に鶏の骨を食べさせちゃダメと聞いたことがあります。理由は知らなかったけど、改めて調べると、牛や豚と違って、鶏の骨は縦に砕けるから刺さりやすいらしいのです。

私は時々鶏肉(主に手羽元や手羽先)といろんな野菜を煮込んでスープを作ります。煮こごりがたっぷりできて、なんとなく健康的。
手羽の骨は丸みがあるから大丈夫ですが、水炊きや筑前煮などでブツ切りにした骨付き肉は、小さな三角形のかけらが野菜の間に入り込んだりしてちょっと危ないなって気がすることもありました。

現実に鶏の骨で死んだ話を耳にしたことはありませんが、フィクションではわりと見かけます。
昔見た洋画の冒頭で、ディナーの最中鶏の骨を喉にひっかけて死んだ男がいました。骨くらいで死ぬのかとびっくりしたので、その部分だけ記憶に残っています。
また翻訳ものの短編推理小説には、食べた鶏の骨が腸に刺さって死にかけた少年を扱ったものがありました。胃である程度消化されないんだろうかと不思議に思ったものです。

日本人は魚をよく食べてきたから骨を恐れることは少ないのですが、骨に免疫のない西欧人にはちょっとコワい部分なのかもしれません。

グルメ悪食の中国では?
『三国志』には楊修という才気煥発な若者が登場します。彼もまた鶏の骨のため命を落としました。食べたわけじゃないんですけどね。
投稿 ルノ at 16:20 | コメント(0) | TB(0) | 危ない食物
2009年08月29日

断乳実験

ここ数か月、ヨーグルトを食べていません。
以前はけっこうせっせと食べていたんですけどね、あのプレーンヨーグルト500g入りが450gになって以来、1度も買わずじまいです。

のみならず、チーズも牛乳もスキムミルクも、主な乳製品は我が家の食卓から姿を消してしまいました。

値上げも理由のひとつではありますが、いろんな食品が値上がりしたのに、乳製品だけ極端に減ってしまったのは、なんとなくとしかいいようがありません。
アイスや洋菓子などは以前と変わらず食べているから、乳成分はちゃんと摂取しています(これもやめるべきだけど)。

日本人は乳製品なんか食べなくたって生きてゆけるのですよ。

別に私は牛乳アレルギーではないし、取り立てて嫌いではありません。バターは大好きだしぃ。
世の中には牛乳は体に悪いと主張する人々も大勢いますが、その根拠として持ち出される牛乳は子牛の飲み物なんて詭弁には冷ややかな眼差しを投げます。
それでもなお、牛乳なんか要らないと思うようになりました。

牛乳は完全食品だと言われます。朝ごはんを食べる時間がなくとも、牛乳1杯くらいは飲むようにしている人は多いことでしょう。でも中にはそのせいでおなかの調子が悪いという人だって・・・。
とりわけ日本人には牛乳に弱い体質の人がわんさか。そりゃ飲乳の歴史が浅いんだから無理もないのです。

我が国には牛がいなかったわけではないのに、なぜ日本人はずいぶん長い間、牛乳を食用にすることを考えなかったのでしょう。
牛を神聖なものとして食べないインド人だって、牛乳はあれこれ活用しているというのに。

昔から『酥』という食べ物はありました。牛や羊の乳を煮て作るヨーグルトみたいなもの。この世でもっとも美味とされる『醍醐』もまあ、コンデンスミルクみたいなものでしょう。食べ物というより、薬に近かったようです。
そのほか赤ちゃんに母乳を与える人がいなければ、窮余の策として動物の乳で代用していたはずです。

でも乳が一般に食用とされ始めたのは明治以降です。

日本人の体位が飛躍的に向上したのは、学校給食であのまずい脱脂粉乳を飲まされたおかげではありましょうが、胃腸が欧米人並みの牛乳体質になるにはまだまだ相当な年月が必要と思われます。

牛乳は嫌いだけど無理して飲んでるという人がいれば、さっさとおやめなさいとアドバイスいたします。現に私、断乳しても体調は良好です。
豆乳でも良質な蛋白質が取れますよ。え、豆乳はもっと嫌い? じゃあお豆腐にしましょ。

昔、NHK今日の料理コンクールで一等になった献立に、ヨーグルトを使ったさんま料理がありました。牛乳嫌いのお姑さんになんとか乳製品を摂らせようと、けなげなお嫁さんが知恵を絞ったレシピだったのです。
それはいいとして、表彰されたり放映されたりした結果、お姑さんはたばかられたと怒ってそのさんま料理を食べなくなってしまったとか。策を弄して無理やり食べさせてもろくなことにはなりませんよね。
投稿 ルノ at 21:55 | コメント(0) | TB(0) | 危ない食物
2009年12月24日

恐怖のチーズケーキ

以前、断乳実験という記事で、日本人は牛乳飲まなくたって平気、てなこと書きました。

実際の話、7月初旬から5ヶ月余り、乳製品をいっさい買わずに過ごしていますが、どうってことありません。
もっとも、乳製品を含んだ食品(お菓子など)は年中食べているし、バターは乳製品ではなく油脂だから例外扱い。つまり完全に乳断ちというわけではありません。
そしてもちろんのこと、この試みは確固たる信念に基づくものではありません。
なので、ここに至って突如崩壊したのであります。

というのも、近所のスーパーでは、クリスマスやバレンタインデーが近づくと、クリームチーズの安売りを行うんです。
で、つい買っちゃったわけ。それも2個。(^^ゞ

私はクリームチーズが大好き。リッツクラッカーにクリームチーズを塗って食べ始めると止まらないという、ヤバい経験もたびたび。

今回は手をかけてチーズケーキを焼くことにしました。年に一度のクリスマスだもんね。

雪印クリームチーズの箱には、昔からチーズケーキのレシピが載っていますが、ベイクトチーズケーキについては、このごろ簡単な方法に変わったようです。材料を混ぜ合わせて焼くだけですから。
以前はタルト生地とチーズクリームフィリングの2段仕立てで、けっこう手間がかかったのです。

当然その簡単レシピを試すことにしました。
これが材料です。生クリームも植物性ではなく、純乳脂肪。レモンは隣県の某村産。
ケーキ材料

チーズをホイップするのがたいへんですが、どうにかなめらかな生地になりました。生クリームもちょっと泡立てたし。

型に入れて180度のオーブンで40分・・・と、レシピ通りに焼きました。部屋中よい香りが漂って、なかなか順調。と思ったら、黄色いままで、全く焼き色がつきません。中もまだどろどろみたい。
ようすを見ながら時間延長して、結局60分以上かかりました。うちのオーブンは火力が弱いのかしら。

途中はどんどんふくらんでふんわりと焼けていたのに、焼きあがったとたんぺしょっと縮んでしまい、しかも表面がデコボコ。うわー、みっともない仕上がりだー。
手作りチーズケーキ

でもま、見かけよりも味ですよー。と気を取り直して、冷めるのを待つ。
切り分けたら、ちょっと隙間ができていましたが、外側はほろほろ崩れて、中はしっとり重厚。
なかなかおいしくできたと思います。とゆーか、いかにもチーズケーキって感じの味でした。
チーズケーキ

で、何が恐怖なの?(見かけのほかに)

自分で作ると、材料がはっきりしているから、かなり正確にカロリー計算ができるのです。
今回は初めて砂糖の代わりにアスパルテーム(人口甘味料)を使いましたが、そんなの焼け石に水。砂糖がケーキに占める割合なんて、たかが知れているのです。
総計2,040kcalでした。・・・。

来月からはまた断乳するぞう。
投稿 ルノ at 22:13 | コメント(0) | TB(0) | 危ない食物
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